2026-08-10 23:47:00

第5回 トレーニングって何?って話

コラム第5回

トレーニングって何?って話

私は大学院を中退しているのですが、その大学院で受けた授業は、今でも私の血肉になっています。

夏休みに短期集中講義で、トレーニングに関する授業がありました。(もう16年前の話なので、記憶もだいぶ霞がかかっています。)

講師は、国立スポーツ科学センターの方だったと記憶しています。

連日の講義の中で、「トレーニングで一番大事なことを考えて、明日発表しなさい」という課題が出されました。

翌日、それぞれが発表します。

当時は、身体を動かす上で「腸腰筋」という言葉が流行り始めた頃でした。

私は、「インナーマッスルが大事」といったようなことを書いた記憶があります。

しかし、先生の反応はいまひとつ。

そうです。

先生は、もっと概念的なことを私たちに問いかけていたのです。

「いやいやいや、もっと早く言ってよ!」

そんなことを思った記憶があります。

そして、先生が示した答えは、とてもシンプルでした。

「昨日の自分を超えること。」

……グサッ。

刺さりました。

島田には、ものすごく刺さりました。

昨日の島田を超えられているのか?

今でも私は、練習メニューを考える時も実践する時も、常に「昨日の自分を超えられているか?」を自分に問いかけています。

 

今から遡ること7年前、2019年。

覚えているでしょうか。日本でラグビーワールドカップが開催されたことを。

私は国際大会の帯同中だったため観戦には行けませんでしたが、妻はオールブラックスの試合を観に行っていて、とても悔しい思いをしたのを覚えています。

本当に行きたかった!

さて、なぜあそこまで日本中が熱狂したのでしょうか。

さらに4年前の2015年、ラグビーワールドカップ・イングランド大会で、日本代表は大躍進を遂げました。

南アフリカに勝利し、「日本でもワールドカップで勝てる」ということを証明したのです。

その期待を背負って迎えた2019年の日本大会では決勝トーナメントに進出し、大会期間中は日本中が熱狂しました。

この出来事が、日本のスポーツ界にどのような影響をもたらしたか、ご存じでしょうか。

2015年を境に、大きく変わったものがあります。

それが、「トレーニング観」と「コンディショニングの考え方」です。

日本代表、つまりエディーJAPANは、ハードワーク(高強度トレーニング)を徹底的に行い、日本の弱点と言われていた「体格のハンデ」を克服したと言われています。

その結果、南アフリカという強豪に勝利し、4年後の日本開催のワールドカップでは、日本中を熱狂させました。

そして2015年以降、ラグビーだけでなく、多くの競技でS&Cコーチの導入やデータ分析、コンディショニングの専門化が加速度的に進みました。

この大会は、日本スポーツ界における大きな転換点だったと言われています。

では、アーチェリーはどうでしょうか。

昨日の自分を超えられていますか?

#Re:born