コラム
第8回 捨てる神あれば拾う神ありって話
コラム第8回
捨てる神あれば拾う神ありって話
ここ1週間の話です。
注文していた弓が届きました。
全日本9位で選考会に進めませんでした。
弓が届いてなかったら、全日本が終わった後、やる気0になるところだった。あぶねー。
さて、届いたのは
「HOYT Concept XTS SPEC MOD40」
お久しぶりホイットです。
スパイラル系カムがどうしても合わなくて、ちょっと弓選びの際に選択肢に入れてなかったんですけど、こんなにみんな使う?ってくらいコンセプトXを使っていたので、私も「コンセプトX」を注文しました。
しかし、その後XTSが発表され、注文変更されてXTSが届きました。
なので、セクターカムのスペックモジュールを引いていないので、セクター2.0と比較はできません。
あくまで比較するのはPSEのドミネーターDUO X SE2カムと、引いたことのあるストラトス40 HBTカムです。
さて、開封します。
まずはポンドを測らずに引いてみました。先入観なく引きたかったので。
スルッと引けました。
あれ? スペックモジュールはスパイラル系(SVX系って言うんですか? 時代ですか?)って聞いてたので、かなり引きにくいと思ってました。
なので、びっくりです。
ってことはポンドは60切ってるのかな?って疑う島田。
なぜかと言うと、ストラトスHBTを同じように締め切った状態で引いた時に、「きっつー」って思ったら57ポンドだったからです。
そうしたら、このコンセプトXTSは出荷状態で63ポンドありました。
これでまたびっくり。
良かったー、引ける、、、
そして、そこそこHBTはホールディングで引き戻される感覚でしたが、それもなかったです。
マシューズのTRXからコンセプトXに乗り換えた人が、使い始めたときに「全部引き戻された」ってエピソードを言っていて、正直弓が来るまでビビってたんですけど、マジで良かったです。
63ポンドのピークでもホールディングでも余裕があり、ちょっと長めのドローレングスで頼んでいたので、ストリングとケーブルをいじってリムボルトを締め切った状態で使えるんじゃない?ってワクワク。
ちなみにドミネーターは出荷状態で66ポンドだったんですけど、余裕で引けました。
でも実際に射つとなったら56ポンドくらいになっちゃいましたね。
SE2はなんていうんでしょう、カムが回り切った後に引き戻される感じがあるんですよね。効率がいい感じがしないんですよね。ドローレングスをカムモジュールで調整するので。
だから、山は越えられるけど、ホールディングに違和感があるみたいな感じなので、59.9ポンドギリにはできなかったですね。
SPECモジュールは、±ほんの少ししかドローレングスの調整ができない決め打ちモジュールなので、ホールディングでしっかり回り切ってる感じがありました。
65%レットオフにしても、大丈夫でした。レットオフ変換パーツもPSEと比べて頑丈です!(笑)
そう、エキストラハードモードってなんか勝手に言っちゃうんですけど、レットオフパーツを上下逆にするとウォールの感覚をエキストラハードにできるんですね。
それは皆さんの好みで。。。
私にはちょっと、しばらくは普通のモードでやってみます。
HBTはピークからホールディングに向けての下りが激しく、ガクッと落ちる感じがあって、とても嫌な感じだったんですが、これもセクター2.0のSPECモジュールでは感じませんでした。
とても滑らかにアンカーに入ります。コントロールできる感じ。
ペーパーチューニングしてみて、XTSチューニングシステムを使うことになる前に、シム交換。
やっぱりPSEのバチッバチッと簡単に付け替えるシムシステムは本当に楽でしたね。
カムを取り外してシム交換は久しぶりだったので、ため息が止まりませんでした。ハァ。
そして、左右のペーパーの穴の開きが1インチ未満になったので、XTSチューニングシステムの出番。
外側のカバーネジのレンチ穴が浅いので、皆さん、舐めないように気をつけてくださいね。
テールライトの穴開きだったので、右を強めてみました → 変わらん。
左を弱めました → そんなに変わらん。。。
うーん。やっぱりシム交換が一番効果がありそうです。
ホントにマイクロチューニングって感じですね。
射った感じはとても静か。びっくり静か。
島田の弓っていつもうるさいって言われてたけど、これは静か。
グリップの感覚はPSEよりGOOD。親指がしっかり当たります。
矢のスピードも速く感じるから不満もなし(測ってないのでわからない)。
こりゃみんな使うわー、って思う、とてもいい弓です!
これでアルマイトカラーだったら本当に良いのになぁ。。。
塗装もグリップの吸い付く感じとかあって悪くはないんですけどね。
久しぶりのホイット、全然まだまだチューニング足りないので、色々いじっていきます。
選考会に行かない分、弓いじりに時間を割けたり、コーチングの仕事が入ったり、捨てる神あれば拾う神あり、そんなお話でした。
#Re:START
第7回 違う刺激を入れることの話
コラム第7回
違う刺激を入れることの話
アーチェリーは、ひたすら同じ動作を繰り返すスポーツです。
同じ動きをどうしたらできるかを考えながら練習します。
有料コンテンツのRe:libraryでは、どうしたら同じ動きができるかを日々トライアンドエラーしてる島田の練習記録が見れます。過去の月ごとのアーカイブも販売しますのでお問い合わせください。
これから書くことはあくまで、同じ動きをひたすら練習する時間が取れた上でやってることを書きます。
こればっかりやってるわけではないので間違った捉え方をしないでくださいね。
元スポーツ庁長官の室伏広治氏は
「人間は同じトレーニングを繰り返すと、身体がその動きに慣れて(効率化して)しまい、特定の筋肉しか使わなくなったり、それ以上の成長が止まったりします」とテレビで言っていました。
しかしながら、アーチェリーは同じ動きをひたすら繰り返し行わなければならない競技です。
僕は、「自分の身体をこう動かしたい」という思いはあるのに動かない、痛い、という思いを抱えたまま練習していることが多いです。なので、「しょうがなく」妥協して、これなら目標点数が出るのではないか?と思いながら練習しています。
そんな中、日々のリハビリや、そこでのコンディショニング(リコンディショニング)や、S&Cコーチのトレーニングで身体に刺激を入れて、思い通りの身体の動きを獲得しようとしています。
その他は何があるでしょうか?
道具を変えることです。
先日、10年ぶりに貸していた道具が返ってきました。
その中にはリリーサーも入っていて、カーターのJust B Cuzでした。懐かしーと思って、練習で射ってみようと、使ってみました。
するとどうでしょう。
ずっと迷っていたアンカーが完璧にハマるじゃないですか。
ビックリです。
しかし、細かい調整ができないので、今使ってるリリーサーや最新版のリリーサーで再現できないか、やってみました。
結果、たどり着いたのがSTAN SX4です。
最新のリリーサーで、特徴は、「キレの良さ」。
リリースロープを掴んでいるゲートが従来のリリーサーより早く開くので、リリーサーを切るときに変な力が掛かって引っかかって矢飛びが悪くなるなんて事はこれで解消します。
島田の場合、普通のリリーサーだとストリングが普通に腕に当たるのですが、SX4だと痛くないくらいの触れになりました。
それくらいストリングの返りが変わります。
射てば分かります。違いが。
デメリットは、
ネジが全てトルクス。トリガーのスプリング調整の締めネジのロックネジがないので不安。
指からゲートが近いのでドローレングスの調整が必要な人がいる。
トリガースプリングの調整がアバウトのような、、、しっくりくる硬さに持ってくるのが難しい。
リリースロープにゲートを掛けてから指で閉じるタイプだが、リリーサーとノックが少し当たる気がする。
です。
まあ、慣れればなんともない事が多いですけどね。
是非、点数に停滞 スキルに停滞してきたら、違う刺激を入れてみて下さいね。
#Re:刺激
第6回 腸活の話
コラム第6回
腸活の話
私は中高一貫校に通っていました。
栃木から埼玉に通学時間は1.5時間弱だったでしょうか。
何が辛かったかっていうと、お腹が痛くなることでした。
特に、学校の最寄りの駅から学校まで若干歩くので、その最中にぐーっと差し込まれたら最悪です。冷や汗をかきながら歩いたものです。
そんなこんなで、過敏性腸症候群IBSなんでしょうけど、ずっと今も変わらずお腹差し込まれ男子です。
良い調子と悪い調子を繰り返し、悪い時はヨーグルトを食べて腸活をします。
乳酸菌ですね。
いろんな種類を食べるといいとか、この種類がいいとか、色んな考え方があるようですが、1番よく食べるのは1番プレーンなやつです。
理由は、うちの愛犬も食べられるからです。
乳酸菌の匂いに敏感で、食べようとすると寄ってきます。
かわいいですね。
そして、もう一つとんでもない乳酸菌食品があります。
大塚製薬のボディメンテです。
特に、ボディメンテゼリーの方です。
乳酸菌B240が入っていて、ゼリーの方にはタンパク質も含まれています。
数あるサプリメントがありますが、これが一番効きます。(個人の感想です)
もう疲れて次の日ヤバいって時はコレを飲んで寝ると、びっくり効きます。(個人の感想です)
ちなみに、初めて飲んだ時からしばらくは味にびっくりしました。(個人の感想です)
今は慣れました。常温でも飲めます。
なかなか売っているところは無いんですけど、皆さんも試してみてくださいね。
(PRではない)
#Re:腸
第5回 トレーニングって何?って話
コラム第5回
トレーニングって何?って話
私は大学院を中退しているのですが、その大学院で受けた授業は、今でも私の血肉になっています。
夏休みに短期集中講義で、トレーニングに関する授業がありました。(もう16年前の話なので、記憶もだいぶ霞がかかっています。)
講師は、国立スポーツ科学センターの方だったと記憶しています。
連日の講義の中で、「トレーニングで一番大事なことを考えて、明日発表しなさい」という課題が出されました。
翌日、それぞれが発表します。
当時は、身体を動かす上で「腸腰筋」という言葉が流行り始めた頃でした。
私は、「インナーマッスルが大事」といったようなことを書いた記憶があります。
しかし、先生の反応はいまひとつ。
そうです。
先生は、もっと概念的なことを私たちに問いかけていたのです。
「いやいやいや、もっと早く言ってよ!」
そんなことを思った記憶があります。
そして、先生が示した答えは、とてもシンプルでした。
「昨日の自分を超えること。」
……グサッ。
刺さりました。
島田には、ものすごく刺さりました。
昨日の島田を超えられているのか?
今でも私は、練習メニューを考える時も実践する時も、常に「昨日の自分を超えられているか?」を自分に問いかけています。
今から遡ること7年前、2019年。
覚えているでしょうか。日本でラグビーワールドカップが開催されたことを。
私は国際大会の帯同中だったため観戦には行けませんでしたが、妻はオールブラックスの試合を観に行っていて、とても悔しい思いをしたのを覚えています。
本当に行きたかった!
さて、なぜあそこまで日本中が熱狂したのでしょうか。
さらに4年前の2015年、ラグビーワールドカップ・イングランド大会で、日本代表は大躍進を遂げました。
南アフリカに勝利し、「日本でもワールドカップで勝てる」ということを証明したのです。
その期待を背負って迎えた2019年の日本大会では決勝トーナメントに進出し、大会期間中は日本中が熱狂しました。
この出来事が、日本のスポーツ界にどのような影響をもたらしたか、ご存じでしょうか。
2015年を境に、大きく変わったものがあります。
それが、「トレーニング観」と「コンディショニングの考え方」です。
日本代表、つまりエディーJAPANは、ハードワーク(高強度トレーニング)を徹底的に行い、日本の弱点と言われていた「体格のハンデ」を克服したと言われています。
その結果、南アフリカという強豪に勝利し、4年後の日本開催のワールドカップでは、日本中を熱狂させました。
そして2015年以降、ラグビーだけでなく、多くの競技でS&Cコーチの導入やデータ分析、コンディショニングの専門化が加速度的に進みました。
この大会は、日本スポーツ界における大きな転換点だったと言われています。
では、アーチェリーはどうでしょうか。
昨日の自分を超えられていますか?
#Re:born
第4回 矢の種類を変えました
矢の種類を変えました
長年使っていたイーストンの「プロツアーシャフト」が廃盤になりました。
アッセンブリーの一部が廃盤になった時点で、「そろそろかな」とは思っていましたが、ついにシャフト本体も終了です。
私が使っていたのはプロツアー340。
プロツアーでは最も硬いスパインです。
弓はDominator X Duo 38。
ポンド数は56〜58ポンド、ドローレングスは30インチ。
シャフトは28インチにカットして使用していました。
もちろん、この長さやスパインはスパイン計算ソフトで導き出したものです。
さて、問題は次の矢。
候補はX10か、新しいParallel Pro 3.2。
実は、10年前に9年間破られなかった148点の日本記録を出した時は、X10 420をエンドカットして使っていました。
そのこともあり、最初はX10を買うつもりでした。
……が、シャフトだけで約10万円。
さすがに心が折れました(笑)。
そこで、少し価格を抑えられるParallel Pro 3.2を選択しました。
次の悩みはスパインです。
私の感覚では、パラレルシャフトは同じスパイン表示でも硬く出る印象があります。
体感では50番手くらい硬いイメージ。
ところが、スパイン計算ソフトが導き出した答えは340。
「いや、本当に?」
そう思い、情報収集を始めました。
まず、プロツアーと同じ340へ変更した選手の話では、「矢が重くなりすぎてサイトが落ちた」とのこと。
カタログでWPI(1インチあたりの重量)を確認すると、確かにかなり重くなっています。
一方で、海外選手の情報を調べると、私とほぼ同じスペックで420を使っている選手を発見。
420のWPIを確認すると、プロツアー340とほぼ同じ重量でした。
「昔も420を使っていたし、一度試してみよう。」
そう考えて420を注文しました。
もし柔らかすぎるようなら、ポイントを軽くすれば調整できます。
今回はシュアショットの140-100ポイントを120グレインで使用。
シャフトはこれまでと同じ28インチにカットしました。
そして、ドキドキの初射ち。
飛びは非常にきれい。
念のためペーパーチューニングを行うと、左右に少しズレがあったのでシムを交換。
すぐにきれいなペーパーになりました。
さらに、普段はほとんどやらないベアシャフトも試してみました。
18m、30m、50mのどの距離でも、羽根付きの矢とほぼ同じ場所に着弾。
これは初めての経験でした。
ちなみに、プロツアー340ではベアシャフトは左へ30cmほどズレていました。
これまで「コンパウンドでベアシャフトチューニングはあまり意味がない」と思っていましたが、ここまで一致すると、ちょっと感動しました。
ということで、420作戦は成功だったのではないでしょうか。
……ところで、使わなくなったシュアショットの240グレイン分のタングステン(20gr×12個)。
誰か買い取ってくれませんか?(笑)
#Re:サイクルタングステン
